細胞密度連続測定装置
セルデンシティーPCランチボックス
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増殖の状態を見える化
細胞の培養および増殖状態を知るには一般的に人によるサンプリングで行ないます。
このため、培養期間を通じて変化していく細胞、菌の状態をリアルタイムに知ることは
大変困難でした。
誘電率方式の採用
細胞膜により作られた空間と培地の間に生じる分極、その静電容量を測定することで
細胞密度の変化を追跡することができます。
・誘電率測定は細胞膜により発生する電気信号を用い密度測定されます。
・電気信号は電極より与えられ、その信号に対する膜の静電容量の応答量が密度との
比例関係を持ちます。
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専用キャリングケース
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最新の方法
・電気信号は従来は一つの交流波であったものを多数の交流波を使うようにしたことで、その波長に対して応答する細胞体積の応答が得られ、
これにより大まかですが細胞の個数分布密度比率を知ることができます。
特徴
・電極方式のためプロセスに直接入れることができ、試薬あるいはサンプリングの必要がありません。
・測定結果は1分ごとに更新され、成長の軌跡を連続的に監視できます。
・多様な大きさが増殖の過程で発生する場合にその大きさの同質性、分散傾向の経過が見れます。(詳細はこちら)
・17のサイズ別による細胞密度の経時変化が見れます。(詳細はこちら)
・生細胞のおおよその数量を把握できます。*セルカウンター等での実測による個数の確認を行い、係数を求める必要があります。
実際の使用方法
・連続での測定
・密度変化の監視、品質の監視による大きさの分布、成長傾向の把握により培養状態の良否、改善の迅速な判断
・細胞数、細菌数が減少する時期の把握により培養の停止時期の正確な把握による生産物の死細胞、死細菌による影響の予防
誤測定となる要因
・細胞、細菌によって誘電率応答が取れない大きさがあります。
・密度換算は概算となり、相対変化を捉えるためのものです。絶対精度についてはセルカウンター等で実際の細胞・菌密度を測定してください。
・膜のあるものは応答するという原理上、膜のある物質(非生物)あるいは死んだ状態でも培養期間中に膜が維持されるものは生細胞生細菌として
検知されます。
・気泡が多数ある場合は電極表面に付着し正確な測定が行えない場合があります。 |
誘電率測定概念図
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手元の画面で培養情報を確認
細胞密度連続測定の主要な機能を持った専用ソフトウエア
「EvoBox」、そのデータより得られる細胞密度情報を多面的に表示す
るための統合ソフトウエア「βチェッカー」を用い、細胞増殖の
トレンド、そして細胞の品質、細胞密度の変化をいつでも必要な時に
確認することができます。
専用ソフトウエアβチェッカーの測定機能
今までのサンプリングによるバッチ測定から、常に変化していく
細胞の情報を、これからは手元の画面でいつでも必要な時に確認
できます。
その変化の記録は植種から終了まで、PCにすべて記録されます。
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製品構成概略
セルデンシティーPCランチボックスはキャリングケース、専用PCで構成されています。取り出してすぐに使える状態で出荷されます。
測定には2つのソフトウエアを使用します。
・基本ソフトウエア EVO Box 400
・細胞密度測定総合ソフト βチェッカー
生細胞測定センサー インサイト
120mmタイプ ホルダー取付け *センサー長は複数用意しています
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生細胞センサープリアンプユニット
センサー一つに一台のプリアンプを取付けて使用します。
センサーケーブル
標準で5m、10mの長さを用意しています。
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PCランチボックス
PCとセンサーアンプユニットを接続する演算ユニットです。
強固かつ衛生に配慮したアルミケースを採用しています。
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測定仕様
項目
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内容
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原理
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誘電率(静電容量)方式による生細胞測定
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膜内液導電度レンジ
誘電率レンジ
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2〜50mS/cm
0〜700pF/cm
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誘電率精度
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誘電率フルスケールの+/-0.05%
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ソフトウエア
EVO Box基本ソフト
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誘電率測定基本機能、17周波数スキャン機能、校正機能
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密度測定統合ソフト βチェッカー
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機能 ・セルデンシティートラッカー 密度変化の連続測定表示 特定周波数選択表示機能(サイズフィルター) 任意の密度数(個数表示)変換機能 増殖度表示 スクリーンショット機能 ・セルクオリティレーダー 細胞の大きさの変化、大きさの分布傾向の表示(fc、α、時間) ・β分散グラフ 周波数スキャンによる誘電率分布の表示 ・fcグラフ 密度安定点(Critical Frequency)における誘電率変化の表示
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誘電率測定電極 インサイト 120mmモデル
接液部材 |
ステンレス合金 DIN1.4435
PEEK(FDA認証、USPクラスVI)
プラチナ
EPDM(Oリング)(FDA認証、USPクラスVI)
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金属部仕上げ
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RA<0.8μM(N6)
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測定温度
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0〜60℃
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SIP
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可(最大140℃)
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オートクレーブ
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可
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CIP
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可
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耐圧
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300kPa
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<注意>
SIP、CIP、オートクレーブを行う時は必ずアンプユニットを取り外してください。
アンプユニットを取り付ける時は、必ず60℃以下になっていることを確認したのちに行ってください。
アンプをつけたままSIP、CIP、オートクレーブを行いますと故障します。ご注意ください。
本製品は誘電率測定評価用ユニットになります。正式な細胞密度連続測定装置についてはお問い合わせください。
資料
セルデンシティーPCランチボックス 細胞密度連続測定装置 紹介冊子
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