Click CAL for GMP アイコン

 

 GMPの3原則に対応

 

 ハミルトン社 スマートセンサーアークシリーズ校正ソフトウエア <アークミラー ハンディ・通信ユニット同梱>


 クリックキャル
GMP


 


 

 

 

 

 

はじめに

 

 

ハミルトン社プロセス用スマートセンサーアークシリーズは、必要最低限の作業によりGMP3原則に適した設計となっています。

 

アークシリーズはPCによる校正を基本にしています。このため校正データの記録の修正防止機能をソフトウエア単体で持つ

 

ように設計されています。またソフトウエアそのものもUSB形式のメモリー装置内のみ動作するように設計されており、

 

複製防止が施されています。必要な数を定め管理を行えるようにしています。なお操作手順は従来のクリックキャルと同様

 

最小限の操作とし、ソフトウエア操作手順の習熟を容易としています。

 

 

 

 

 

校正ソフトウエア クリックキャル GMPの特徴

 

 

 

1)人為的誤りは校正作業にて起こる

 


 この発生を最少とするため校正ソフトは以下のように設計されています。

 

 ・操作は必要最低限かつ品質を保てる機能のみを提供し、それにより操作の理解の迅速化、誤操作の防止を図っています。

 

 ・校正手順は明確な判定基準を記載し品質が曖昧とならないようにしています。

 

 ・校正結果記録は誤りの原因となる入力操作範囲を定め、校正結果記録に影響がないようにしています。


 ・校正結果の記録操作の防止を図るため、専用ソフトウエアによる漢字交じり透かし機能を持っています。

 

  これにより印刷装置に関わらず透かしが校正結果書面に入ります。サンプル画像

 

 

 

 

 

 

アークシリーズセンサーの特徴からくるGMPへの対応点

 

 


1)センサーによる生産品質低下の防止

 


 殺菌、滅菌が確実に行える設計を行なっています。またセンサーに使用される素材は、生産物の汚染、延いては人体へ

 

 影響しないことが第三者に認められた製品を使用しています。

 

 

 

 

2)システム設計の負担軽減

 

 

 日々のシステムの運用維持により高い品質を保証する場合、その運用維持負担を軽減するため、校正あるいは検証に使用

 

 する機材はできる限り操作を減らし、機器設定操作に取られる時間を減らす一方、実際の校正、検証作業に時間を割けるよ

 

 う設計しています。

 

 

 

 

 

はじめよう

 

 

クリックキャル GMPをお手持ちのWindows PCに導入することでハミルトン社アークセンサーシリーズの測定に

 

必要なパラメータの設定、センサーの校正を行うことができます。

 

 

 

        Click Cal for GMP ハードウェア構成

 

 

 

 

 

 

 

アイコンからスタート

 

     

 

 

Click Cal for GMP 起動

 

 

 

 

 

 

 

校正

 

測定値の数字をクリックすると校正モードに入ります。

ここではDOが接続されている場合を例としています。

 

 

           Click Cal 校正

ー 手順 ー

まず、低い校正点を取るためセンサーを基準液に浸漬して、Lo CALボタンをクリックします。

正常に校正が取れるとOKが表示されます。正しく校正が取れない場合はNGが表示されます。

高い校正点を取る場合も同様にセンサーを高い基準液に浸漬して、Hi CALボタンをクリックします。

 

 

校正用標準液について

 

校正用の基準液はDOの場合はJISで定められた方法、それ以外ではハミルトン社の各種バッファー液を推奨します。

詳細はウェブサイトをご確認いただくもしくは弊社販売担当にご連絡ください。

 

   校正用バッファー液 各種標準液 DURACAL

 

 

 

 

 

 

校正レポート

 

校正の実施記録を表示、画像ファイルに出力できます。コメントの記入欄以外の数値、文字の変更はできません。

 

 

 

         Click Cal for GMP 校正レポート

 

 

ー 表示項目 ー

・校正実施日 ・コメント ・センサー情報 ・校正後の測定値・温度 ・センサーの劣化状態

・稼動情報 ・アナログ出力(4-20mA)のレンジ

 

コメント機能は実施環境についての情報を校正レポートに追記できます。記入する内容は自由です。

 

*行数は4行までです

 

 

        Click Cal for GMP 入力フォーム

 

 

 

レポートの書き出し

 

校正レポートは画像ファイル(PNG形式)*として出力されます。

 

画像ファイルは日付と時間の透かしが自動的に施され保存されます。

 

ファイル名はセンサー名、シリアル番号、日付を印字し書き出されます。ファイル名が変更されても、透かしから

 

いつ作成されたかがわかります。ファイルはクリックキャル GMPのフォルダ内に生成されます。

 

*画像ファイル例はこちら

 

 

 

        Click Cal 校正レポートの書き出し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の機能

 

 

 

単位の変更

 

測定単位の変更ができます。

 

表示したい単位をクリックし、戻るボタンで変更は完了です。

 

*単位を変更するとレンジが変わりますので、アナログ出力(4-20mA)のレンジ設定を見直してください。

 

           Click Cal 単位の変更

 

 

 

 

 

 

 

アナログ出力(4-20mA)のレンジ設定

 

アナログ出力信号のレンジを設定できます。

 

4-mAおよび20mAに対する測定値の値を入力します。戻るボタンで変更は完了します。

 

           Click Cal アナログ出力(4-20mA)の設定

 

 

 

 

 

 

 

センサーの品質チェック

 

センサーの劣化状態を確認できます。

 

*80%以下になったら、消耗部品の交換時期です。

 

          Click Cal センサー品質

 

 

 

  

 

 

 

 

 

パスワードの設定

 

パスワードを設定するとクリックキャル GMPの起動を制限できます。

 

パスワードは英数字4桁で設定します。

 

*パスワードを設定するとクリックキャル GMP起動時にパスワードの入力要求が入ります。

 

 

 

         

 

 

 

 

 

 

 

塩水(海水)補償

 

DOの測定を海水等で行う際の溶存酸素の導電率補正モードです。導電率の値を欄に入力します。

 

*この機能はDOセンサーのみです

 

         Click Cal 塩水 海水 補正機能

 

 

 

 

 

 

 

 

センサー履歴

 

センサーの稼働時間、SIP、CIPの回数等の履歴を確認できます。

 

         Click Cal センサー履歴

 

 

 

 

 

 

 

システム情報

 

センサーの固有情報、ソフトウェアのバージョンを確認できます。

 

         Click Cal システム情報

 

 

 

 

 

 

 

 

ビジファームDOセンサー キャップ交換手順書(PDFファイル)

 

ビジファーム DOセンサー 校正手順書(PDFファイル)