総細胞密度センサー
Dencytee RS485　- デンシティー RS485 -

幅広い測定レンジを持つ総細胞密度（濁度）センサー

デンシティー RS485センサーは細胞懸濁液の濁り度を測定します。

生細胞および死細胞、デブリも含め、860nmで光を散乱させる全ての粒子と分子が検出できます。

また、生細胞センサーでは検出できない植種直後の低濃度域の状態監視でも効果を発揮します。

・幅広い測定レンジ（0-30,000度NTU , 0-200g/L イースト乾燥重量）

・2つの受光素子と光量制御により再現性の高い測定を実現（精度±1%）

・精密な表面仕上げによる高い洗浄性と耐久性を持ちます

デンシティー RS485センサーは光源-濁度測定方式を用いています。

反射と透過の2つの受光素子と濁度に応じて発光量を制御することにより低濃度から高濃度まで精度よく測定できます。

Hamilton Total Cell Density Sensor Dencytee RS485 Measuring Principle

可視光の上限（およそ760-830nm）に近い波長ほど受光素子にその影響が出てくるため、デンシティーRS485では、測定対象の粒径を考慮して近赤外線（NIR）の波長（860nm）を採用しています。媒体の色の変化や光屈性生物に必要な強い照明も測定には影響しません。

測定原理	光源-濁度測定方式（反射&透過）＊受光素子温度補償、昼光フィルター、光量調整機能含む
測定レンジ	0～30000 NTU （Nephoelometric Turbidity Unit / 比濁度計濁度単位）＊1 0～4AU（Absorption Unit / 吸光度） 0～200g/L 乾燥重量（イースト）
測定単位	PCV , AU , arb. Unit , NTU , g/l , CFU , e6 cells/ml , OD
測定波長	860nm
分解能（25℃）	10g/L未満：0.05g/L 乾燥重量 10g/L以上：0.5% 乾燥重量
精度（25℃）	再現性：±1% 直線性：レンジの±1%以下
プロセス圧力	0～1.2MPa
温度センサー	内蔵（NTC22kOhm）
TCD測定温度範囲	0～80℃
使用温度範囲	0～140℃
洗浄滅菌性能	CIP/SIP/オートクレーブ
シャフト長	P/Nで異なります
シャフト径	12mm
プロセス接続規格	PG13.5
電気的接続規格	VP8
供給電源	24VDC ±10%
アナログ出力	- ＊専用アクセサリで出力できます
デジタルインターフェース	2線式RS-485 ModbusRTUプロトコル
接液素材	ボディ：サファイアガラス , SUS316L(ステンレス1.4435) Ra < 0.4μm(N5,電解研磨) Oリング： EPDM (G-12)
認証	FDA
添付証明書	検査結果証明

*1 ホルマジン標準液で校正することでNTU = FTUとなります。

Hamilton Total Cell Density Sensor Dencytee RS485 Drawing

評価をご希望の際はお問い合わせください。

細胞密度センサーを用いた研究の測定実績をまとめたアプリケーションブックをご用意しています。

資料についてはこちらからお問い合わせください。

＜測定実績の一例＞

・CHO細胞（哺乳類細胞株 / Mammalian Cells）

・BHK細胞（哺乳類細胞株 / Mammalian Cells）

・SF9細胞（昆虫細胞株 / Insect cells）

・Ogataea酵母（オガタエア酵母 / Ogataea Yeast）

・E. coli（大腸菌 / E. coli Bacteria）

・ユミケカビ / Absidia（糸状菌 / Filamentous Fungi）

ハミルトン細胞密度アプリケーションブックイメージ | Hamilton Cell Density Application Book Image